歴史、戦争、クラウゼヴィッツ(Geschichte, Krieg, Clausewitz)

研究(歴史学、軍事史、クラウゼヴィッツ)のこと、大学近郊(地域、まちづくりなど)のことを中心に更新していきます。

戦史、国防史、軍事史、戦争史

キューネ、ツィーマン『軍事史とは何か』は軍事史概念をきちんと把握するうえで非常に有益な本なのですが、とくに戦史、国防史、軍事史、戦争史という似て非なる用語を区別して理解するうえでも多くの示唆を与えてくれる著作です。 具体的な内容は本書を読ん…

キューネ、ツィーマン編著『軍事史とは何か』要約その2

第十章 軍需産業と戦時経済ステファニー・ヴァン・デ・ケルクホーフ(新谷卓訳)近年メンタリティ、文化、そしてジェンダーに関わる歴史テーマは、軍事史および戦争史においても注目を浴びている。だが一方で、軍隊の物資面での装備、経済面から見た動員、戦…

キューネ、ツィーマン編著『軍事史とは何か』要約その1

3月3日発売の共訳書について各章の概要を紹介します。各章ごとに内容はとても充実していますので、あくまでご参考とお考えください。●トーマス・キューネ、ベンヤミン・ツィーマン編著、中島浩貴・今井宏昌・柳原伸洋・伊藤智央・小堤盾・大井知範・新谷卓・…

第31回読書会「本で話そう、読書で話そう」(2017/6/10)/第32回読書会(2017/7/8)

次回第31回読書会は、2017年6月10日(土曜)10:30-12:00となります。次々回第32回読書会は、2017年7月8日(土曜)10:30-12:00です。※今回は定例の第2土曜開催です。参加費は無料です。ご自分の好きな本(複数可能)をお持ちください。難しい本から漫画やラ…

電大生とおしゃべり(第二回、2017/6/26月曜)

「電大生とおしゃべり」(2017/6/26、北坂戸にぎわいサロン二階)日時:2017/6/26 月曜 13:30-14:40(次回第三回、2017/7/10 月曜 13:30-14:40)テーマは、私のこだわり/私の宝物/私の失敗談のいずれかのなかから、5分程度で自由に話していただきます。学…

歴史知研究会第57回(2017/7/2(日)14時~18時)

歴史知研究会の案内が参りましたので、メモしておきます。◆「トランプ以後のスクラップ・アンド・ビルド」企画第二回・運動のサイクル、あるいは反復、変奏、共鳴――グローバリゼーションおよびそれ以後――入江公康氏・近代的常識の超近代的帰結──人格概念の再…

オルタナティブとしてのドイツ

ドイツに関心をもっていると、日本との共通性と相違がはっきり見えてくるように思います。これはもちろんアメリカやイギリス、フランス、そのほかの国々に関心を持っている人にも言えると思いますが、日本の日常生活で当たり前のものと思われていることが、…

東上線小説――文化をつくるには

東京近郊で小説/物語の舞台になる地域は、ほぼ決まっているように思います。その舞台は山手線圏内か、横浜、中央線界隈ではないでしょうか。それは人間の数の面からも、歴史的な文化的中心地の面からもやむを得ないのでしょうが、東武東上線沿線に住んでい…

僕とカミンスキーの旅

映画「僕とカミンスキーの旅」を見てきました。 「グッバイ、レーニン!」の監督と主演のダニエル・ブリュールのコンビによる作品ということで、期待を裏切らない出来でした。原作のダニエル・ケールマン、瀬川裕司訳『僕とカミンスキー』三修社はすでに読ん…

クラウゼヴィッツに関する新しい本

本ブログのタイトルは「歴史、戦争、クラウゼヴィッツ」なのに、最近はその話をブログであまりしなくなり、看板に偽り状態が続いていますので、たまにはクラウゼヴィッツの話をしたいと思います。今年2017年はクラウゼヴィッツに関する書籍として面白いもの…

e-honと「まちの本屋」

地域コミュニティに関心を持つようになってから、できるだけ地元のお店を使うようにしています。現在の本の流通システムは、どこも同じような品ぞろえにならざるを得ず、ハードカバーで内容もしっかりした本を置いている店はごくわずかです。かための、学術…